メールマガジン「もったいない店」バックナンバー13〜16
意味不明なダメ出し(後編)
前編はこちら今回は店員さんの立場に立ってお話してみます。
お客さんがアイシャドウを見ています。
まずは、そのアイシャドウの説明をします。そして試してみる事を薦めましょう。
実際に試してもらう事と,お話しする時間が作れるわけです。
それまでに必ずしておくべき事があります。それはお客さんの素敵な所を見つけておく事です。
そしてお化粧をしながら、その素敵な所を褒めましょう。例えば、色の白い方だったら、
「とても色が白くて綺麗なお肌してらっしゃいますね」とか。
それで、お客さんが「そうかしら?ありがとう」と言われたら、アイシャドウに専念して下さい。
アイライン、マスカラも使って目元を素敵に仕上げましょう。
さらに口元も目元に合う色に変えて、時間の許す限りフルメイクで美しく仕上げましょう。
もし、お客さんが「ありがとう。でも、最近乾燥しちゃって…」などと言われた場合は、
こう答えましょう。
「そうなんですか?そんなに気になさるほどではありませんよ。でも、お客様は
お色がとても白いから他の方より少し目立ってしまうのかもしれませんね。元々
持っていらっしゃるお肌がきれいなだけに少し、もったいない感じがしますね」
恐らくこういう言い方をされて不愉快な気分になる人はいないと思います。
「もったいない」この言葉を有効に使いましょう。
間違っても、
「ほんとだ、乾燥してますね」とか、
「今いい美容液あるんですよ!」とかがっつかないようにしましょう。
一通りのお化粧が終わったら、買う買われない別として、「お肌が乾燥されるとおっしゃっていたので」
とそれに関わる商品のサンプルをお渡ししましょう。
以上です。
一度の来店で購入までというのはせっかちすぎです。
説明して試してもらうそれがカウンター式販売の目的だと思います。
売るだけだったら、ネットショップでもいいのですから。
★ポイント
この場合の最重要ポイントは、褒める+「もったいない」です
ただし、褒めるのは本当に素敵だと思う部分にしましょう。
言葉に心があるかないかは必ず相手伝わってしまいますから。
お寿司屋さんにて茶道の心得を思い出す
ずいぶん昔の事ですが、職場の人に「すごく安くてボリュームのあるお寿司屋さんを教えてもらったんだけど行ってみない?」
と誘われて、数人で行きました。
お店に入ってすぐいきなり目についてしまったもの=ご主人の白衣が汚れてる。
お寿司屋さんって頭の先から手の先まで清潔感の表れってイメージなのですが、
そこのご主人は、白衣も小判帽子もかなり汚れていました。
そして中から出てきた奥さんが「こちらへどうぞ〜」といいながら、テーブルを拭いてくれたんです
がその布巾も、汚れていました。
それを見てしまうと実際はどうかわかりませんが、魚も新鮮でないような気がして
美味しくいただけませんでした。
★ささやかな改善策のご提案
ふと、高校の頃に聞いた茶道のお話を思い出しました。茶道の一連の動作の中でふきんで、
茶碗を拭くという動きがあるのですが、「茶碗に茶渋がついていてもいいが、布巾は清潔でなければ
ならない」という教えがあります。お寿司屋さんの場合は、茶渋も困りますけどね…
たとえどんな新鮮でいい魚を提供していても、布巾がよごれているだけでそう思われない…
まさにもったいない話ですね。
一見客のことを考えない店 前編
このお話は少し長くなりますので二回にわけてお届けします。近しい人の接待に使ったお店の話です。友人に和食の美味しいお店を教えてもらい
楽しみにして行きました。お料理はとても美味しかったのですが、どうしても気になる点がありました。
ひとつは、お料理の値段がメニューに載っていないこと。大金持ちならともかく
一庶民にとって、これほど怖い事はありません。
もうひとつは、お部屋の照明が暗すぎて料理の色がわからないこと。
目をつむってモノを食べると味がわからなくなりますよね。そんな感覚でした。
お料理が美味しいだけに、どうしてももったいなくてたまらなかったので、メールを送ってみました。
「適当に頼んだ料理がすんごいボリュームですんごい値段だったかと思えばこれだけ?
というくらい少量のものもあり,頼みづらかったです。
値段はある程度量の目安にもなるので載せてもらえないか。」
という事と
「照明が暗過ぎて、料理を目で楽しむ事ができません」
そして
「お料理がとても美味しかっただけに残念でなりません」
と書いたと思います。
返事はすぐに来ました。(つづく)
一見客のことを考えない店 後編
さて続きです。とても丁寧な文面でした。細かくお載せする事は出来ませんが内容はこんな感じでした。
「値段を載せないのは創業当初からの方針です。量,値段等お尋ね下さればお答えします。
量が多いものは半分の量をなどとお申し付けいただければ対応します」
という事と、
「お客様のいらしたお部屋は、たしかに暗いと思われても仕方ありませんが 照明については
雰囲気が変わってしまうので現状より明るめにすることができかねる状況でございますが、
比較的明るめの「○●の間」と「○○の間」がございますのでご予約の時にそのお部屋をと
ご指定いただければ出来うる限り対応させていただきます」
実際はここに書いたよりうんと丁寧な文面でした。
私は迅速で丁寧な対応にお礼のメールを送りました。でも正直このお店に「また行こう!」
という気にはなれませんでした。
なぜならば、このお店は一見客の事を考えていないと思ったからです。
初めて行ったお店の一皿のボリュームがどんなものかわかるわけはなく「半分の量にして下さい」
とは言えませんし、また値段の件について、いくら近しい人とはいえ接待で使っているのにその席で
「これはいくら?」とはいちいち聞けません。
また、初めて行くお店のお部屋の明るさがあらかじめわかるわけはなく予約時に「○●の間を」
とどうしていえましょうか。
★ささやかな改善策のご提案
こちらのお店はマスコミにもよく出てくる人気店であり初心を少し忘れてしまってるのかなと感じました。
当たり前になっている事を見直してみて欲しいです。

